中国のお施餓鬼・水陸会~赤坂・香港亭


昨日は家族で赤坂・浄土寺のご住職、阿川住職の講演を聞きに
外苑前の梅窓院に行く。
ご住職は小中時代の1年先輩で、拙著「中学生にもわかる仏教」の校閲をお願いした人。
中国留学をしていたことがあり、この日はその時に経験した水陸会(すいりくえ)という
日本で言う、あちらのお施餓鬼の話を伺う。
あらゆる宗教や宗派の神さま仏さまから、鬼や魑魅魍魎をとりあつめて供養するという、
いかにも中国らしい仏教イベントで、なかなか興味深かった。
あちらは浄土宗や日蓮宗、真言宗といった宗派がないそうで、それも驚きだった。

講演のあとは赤坂の香港亭で食事。
この場所は昔、キャバレー・ゴールデン月世界があった地で、ビルの名も月世界ビル。
当時の月世界入り口からみると裏手になるこの場所は、
うなぎ屋やらうどん屋と、さまざまな店舗がテナントで入ったものの、
どれも半年もたなかった鬼門のような位置だったのだ。
だが、この店はかれこれ10年くらい続いていて、この日もけっこう満員。
以前、入った時より味も良くなっているし、値段もお手ごろなのが嬉しい。
「なかなか美味しかったね」と、そろそろ帰ろうとしたその時、後方の席が騒がしい。
みると、高齢の男性がひっくり返っている。
中国人の店長、感心に介抱しようとして起こそうとするが、
脳梗塞の場合などは下手に動かすと、かえってマズい。
ネクタイを緩めさせ、床にそのまま横にして救急車の到着を待たせることに。
まあその男性・・・意識もはっきりしてるし、口も手足も動くから
命の心配はないと思うが、どうやらその・・・倒れた拍子に脱糞したらしく、
飲食店に相応しくない臭いを漂わせている。
感心に中国人店長はイヤな顔ひとつせず介抱し、救急車の到着を待っていた。
当然といえば、当然だが、こういう時に性分って出るものだ。
気に入ったので、また行こうっと♪
写真は上海の水陸会です。

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