陳建一の麻婆豆腐


昨晩はプレッセで買ってきた「陳建一の麻婆豆腐」を調理して食べる。
豆腐だけあればできる即席タイプなんだが、これがけっこうイケるのである。
昨年春先に親爺が入院していた木場で陳建一麻婆豆腐店をテイクアウトしたことがあったけど、
これが意外な美味しさだった。
(意外と言っては失礼だけど、シェフの名前をブランドにした商品って
 わりと大したことないものが多いもので・・・).
個人的に、麻婆豆腐の決めては豆豉(トウチー)味噌と花山椒(ホアジャオ)だと思うのだが、
本場・四川のものは、この両者が際立ちすぎて日本人には少々キツい。
特に花山椒は、中国の味覚用語で”舌がビリビリ痺れる辛さ”を意味する「麻」の香辛料。
使い過ぎると舌が縮むような刺激に悲鳴を上げたくなる。
でも、この商品はそれが良い塩梅にブレンドされているのですね。
陳建一のお父さま・陳建民は日本に麻婆豆腐を持ち込んだ人だというが、
それだけでなくプロデュースの能力もあるのでしょう。

プレッセの豆腐の棚には以前、陳麻婆豆腐も置いてあったが、
いつの間にかなくなってしまった。
こちらの方が本場の味に近いし、店で食べた時の満足度は高いのだけど、
家庭で食べるとなると、ちょっとキツいかなって感じがしました。
食べるのは簡単だけど、商品を売るのは大変です。

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