宮崎進(みやざき・しん) 記憶と祈り


写真は明日から日本橋・高島屋で開催される「宮崎進 記憶と祈り」のパンフから。
宮崎進先生は大学時代の恩師で、存命の画家では私が最も尊敬する方です。
ご本人の柔らかい人柄とは反対に、
その作品に対する厳しさは、まさに画家の中の画家と言えるでしょう。
色々な分野に浮気して落ち着かない私などは、
本当は一番に見習わないといけない人なんですが・・・
(そんなことをしたら鵜のマネをするカラスになって、溺れてしまいますが)。
プロフィールを見ると1922年生まれとありますから、
すでに86歳、お元気でいらっしゃるようで素晴らしい。
先生はシベリアに抑留されていた経験があり、ご本人はしゃべりたがりませんが
作品の中には一貫して、その体験が随所に見られます。
先生の秘書さんから聞いた話ですが、
2001の9・11の時は
「地球上の建物や文明は、まるでカビのようなものだ」とおっしゃっていたそうです。
シベリア体験が生んだ、そんな無常観が先生の芸術にあるのかもしれません。
すでに世界恐慌がはじまりそうな、イヤなこの雰囲気・・・
宮崎先生だったら何とおっしゃるか聞いてみたいものです。
高島屋に展示されているのは、おそらく近作となる抽象作品でしょう。
明日から10月28日まで開催。
私は当然行きますが、興味のある方はぜひ足を運んでくださいませ。

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