「見えない世界」あるか、ないか?(其の二)〜なぜ見る、なぜ見つける?

「見えない世界」あるか、ないか?〜続きです。

先にも申し上げたように、紫外線や放射線、重力波のように、物理的に言っても見えない世界は確かにこの世に存在します。
ただ、ここで取り上げる 「見えない世界」とは、物理学の世界とは違う話ですね。
まだ、物理学の世界では発見されていない、ある意味いかがわしい「見えない世界」です。

そういえば妻はよく変なモノを発見します。

それは虫やネズミやその死骸、スッポンの頭、死にかけていたアオスジアゲハの幼虫といった、あまり見たくないものを、なぜか敏感に見つけるのです。

「あそこ、あそこ」と言われても、探さないと私には見つけられず。

「なぜ見る」
「なぜ変なものを見つける」

見つける度に私は妻にそういうのですが、見てしまうものは仕方ない。
しかしながら、どうやらこれには理由があるようです。

妻は何か気になることがあると、その都度調べたり勉強するタイプ。それに加えて、けっこう何事にも敏感に反応する体質が変なものを見つけてしまうようです。

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そういえば、30年ほど前に私にも同じようなことあったことを思い出しました。

インドやチベット方面には鳥葬という習慣がある地域があるのですが、それは当然ながら撮影が禁じられています。
ところが、ある大手出版社から出ていた写真集に、鳥葬の写真が掲載されていたのを発見! よせば良いのに、むらむらと妙な興味が湧いてきました。そこで出版社に問い合わせたところ、意外にも写真家ではない高名な人物が撮影したものだとわかりました。

個人情報保護法がなかった時代なので、簡単にその人の電話番号まで知ることができたので、直接かけてみてお話をしてみたところ…その方からは「そんな写真は知りません」という答えが返ってきたのです。

(あ…これ以上は踏み込んではいけないんだ)。

私は背筋が寒くなるのを感じ、すぐさま電話を切りました。
それ以来、立ち入らない方が良いもの、見なくて良いものは、なるべく避けるようになりました。

もっとも生来、粗忽な性格なので、その後にもインドで撮影禁止の儀式をうっかり撮ってエライ目に遭ったりと、時々過ちをおかしてはいるのですが(苦笑)。

とりとめのない話になりましたが、世の中には見えない方が幸せということがあるようです。

妻が見つけてしまうものは具体的に存在するものですが、世の中には見えないものが「見える」人も存在するらしく、あれはなかなか鬱陶しいみたいですね。

続きはまた次回。

 

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