稀勢の里の引退以来、しばらくぶりの大相撲記事です。
お相撲の時間になってもドキドキしなくて、その分楽になったのは良いのですが、張り合いがなくなったというか…結びあたりで白鵬の張り差しを見たくないというか(笑)。
そんなわけで、ここ1年ちょっとの間は、国技館に足を運ばなくなったどころか、大相撲中継からも遠ざかっていたのですが、序二段まで落ちていた照ノ富士が勝ちっ放しということを聞いてびっくり!
妻も在宅ということもあって、今場所は5時過ぎくらいからポツポツ見るようになりました。
人もまばらな国技館は、さびしいような気もしますが、お酒を飲まない分、手拍子もヤジもなく、本当に相撲が好きな人がじっくり見る感じで、かえって立合いなどは集中して見られて良い感じです。
14日目、朝乃山と照強の相撲を見ながらの夫婦の会話。
「この照強というのは、いかにも伊勢ヶ濱部屋らしいヤンキーっぽい顔ね」
「いっちょ、やってやるぞって顔に書いてあるな。同じ部屋どうしって連帯感強いらしいから、照ノ富士を援護してやる気満々なんじゃないかな」
なんて話をしていたら、あらららら。足取りで照強がホントに勝っちゃいました。
照強のインタビューを見ながら、妻は「意外と良い人そうよね」なんて言ってましたが、この星が照ノ富士5年ぶりの優勝につながったのは言うまでもありませんね。
前回の優勝を聞かれた時、照ノ富士自身は「イケイケの時」と言っていて、今回の優勝が感慨深いものだったことを言い表してましたが、その前に目前だった優勝を稀勢の里に逆転で取られてしまったのも忘れられません。
稀勢の里はその時のムリがたたり、引退を早めてしまったわけですが、荒磯親方となった今、朝乃山と照強の相撲をラジオでこんなことを言ってたそうです。
「照強がこの大一番で出すのはエンターテイナー、朝乃山は負けられないってプレッシャーが大変でしたね。自分なんかもう、現役の時ガチガチでしたから(笑)」
それにしても照ノ富士関の復活優勝は本当に立派です。