サントリーホール〜コバケンさん指揮ハンガリー放送交響楽団のドボルザークは、上皇陛下並びに上皇后陛下もご臨席されて素晴らしい演奏会でした!

昨日はクラス会の友達から頂いたサントリーホールのマチネ公演に行きました。

なに? 展覧会の準備で忙しくって、そんなものに行ってて良いのかって?

何をおっしゃいます。
コバケンさんこと、マエストロ小林研一郎傘寿記念、ハンガリー放送交響楽団のドボルザークですぞ! これを聴かずして、良い作品ができるでしょうか!

というわけで(なんのこっちゃ)、久々のサントリーホール公演。
改修工事をして初めて行くコンサートなので、夫婦ともども喜び勇んで行きました。
調べたら、2年前のこの日9月1日が改修終了のお披露目公演だったようですね。

演目はドボルザークのチェロ協奏曲。ソリストは新進気鋭の宮田大さん。
そして交響曲第8番。昔は「イギリス」という副題で呼ばれてましたが、出版元が英国だったっというだけなので、 最近はそう呼ばないみたいですね。

プロの間では「ドボハチ」って言うそうで、なんか居酒屋メニューみたい…(笑)。

先ずは公演前にはアークヒルズのつじ半で腹ごしらえ。
サントリーのチケットを見せると、しらすのトッピングがつくのが嬉しいところ♪

ある程度食べたら、おかわりして鯛茶漬けにして頂きます。
いやー、大満足だけど、コンサート中に眠くならないかなあ(笑)。

さあ、からくり時計が会場を知らせます。

ホール内は撮影禁止なので、エントランス周辺を撮りました。
サントリーなので、バルでワインなど頂きます。

さすがサントリー、ワインも旨い♪

なに? 食べて飲んでいるばかりで、コンサートはどうしたって?

ああ、そうそう。すみません。

先ず、驚いたのがハンガリー放送交響楽団の音が明るいこと。
これはコバケンさんの指揮によるものもあるのでしょうが、ハンガリーというと、昔ブダペストで聞いた辻音楽師のバイオリンが、あまりに悲しい音だったので、そんな先入観をずっと持っていました。

ところが、この日の演奏はそんな私の先入観を吹き飛ばすもの。

フォルテが実に心地よく耳に響き、さながらすべての楽器の音が脳に入ってくるかのよう(そんなわけないですが)。

演奏とは関係ないですが、ドボルザークのチェロコンチェルト……何度も聴いてるはずですが、1楽章でチェロの独奏がはじまるまでの前奏がものすごく長いのですね。
それから3楽章の最後、コーダではチェロの独創がまったく絡まないのもびっくりしました。

チェロの宮田大さんの音が素晴らしく美しく、アンコールの「鳥の歌?」も思わず聞き入ってしまいました。

音楽と関係ない話ですが、サプライズはこの日の後半、ドボルザークの8番が始まる前に上皇陛下並びに上皇后陛下のご臨席があったこと。

いや〜、なんて縁起が良いんだ!

コバケンさんもオーケストラも陛下ご夫妻に一礼。
陛下も指揮者やオケはもちろん、観客の私たちにもお手を振ってくださいました。

すごい人気だなんて言うと不敬かもしれませんが、観客全員がスタンディング・オベーションで拍手し、演奏もおのずと気持ちが入ります。

隣の席にいた、私の同級生は「脳が喜ぶ」と言ってましたが、実の心地良いフォルテの響きのあとに、ピアノ、ピアニッシモの響きに、ああ…眠りの妖精が、あちら側の世界に、おおおお!
睡魔におそわれ、スイマせん・・・なんて、ウフッ♪

アンコールはブラームスのハンガリー舞曲の4番。
そして、あまりの拍手にコバケンさん。

「すみません、アンコール曲をもう1曲用意してなかったので、4楽章の最後の50秒をもう一度やります」

これには団員のみなさんもびっくりだったようですが、ドイツ語だかで説明したあとは、怒涛の4楽章のコーダ!

普通はアンコールで帰る人も多いのに、この日は誰1人帰ろうとはせず、大拍手の中、陛下のご退場を見送りながら、素晴らしいコンサートを終えました。

陛下ご夫妻もご壮健なようでなにより。退位されてお楽になったようですね。

令和最初のコンサートに大満足の1日でした!

 

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