20代 痴漢に遭った話 ~ 性犯罪とトラウマ


まだ20代前半の学生時代・・・実はわたくし東横線で痴漢に遭った経験があります。

痴漢・・・変換違いではありません。
いわゆるホモセクシャルによる痴漢です。

横浜かどこかで飲んで、完全に酔いつぶれていたわたくしは、
股間とお尻に違和感を感じ、終点渋谷駅で目を覚ましました。

気がつくとフレディ・マーキュリーのようなヒゲをたくわえた男が、
公衆の面前で、わたくしの体を膝にのせて、
わたくしの股間をモミモミしてるのではありませんか!

いい知れぬ不快感を覚えたわたくしは「コノヤロー!」と叫び、すぐさま一発くらわせました。

酔っぱらいのパンチはさほど効果はなかったようですが、
こちらの怒気と反撃に驚いたフレディは脱兎の如く走り去っていきました。

この出来事はこれでおわり、そのあと何事もありませんでしたが、
その後に覚えた不快感は、数週間にわたって消えませんでした。
それはそれは、ものすごい不快感で、
なんで、あの時に相手を殺しておかなかったのかと後悔するほどの屈辱でした。

いや。
これがもっと重いケースだと、一生消えない不快感、トラウマになるんだろうな。
そして、自分の責任は何もないのに、「恥」の感覚だけは残るに違いありません。

たまたまあの時は、そういった行為に対して防衛して退散させることができましたが、
これがもっと非力な女性で、相手にされるがままレイプされたとしたらどうでしょう?

この経験で、わたしがレイプされた女性の気持ちがわかったとは思いませんが、
性犯罪の被害者が、どれだけひどいトラウマにとらわれるか、
少しは想像できるようになったと思います。

男性の立場では、なかなかこうしたトラウマというのは想像できないものですが、
わたくしは常々、性犯罪の刑罰は軽すぎると思っています。
死刑はいくらなんでも難しいでしょうが、
常習犯は30年から40年、あるいは一生世間に出すべきではないと考えています。

かりに被害者が10歳で被害にあったとすれば、その時に20歳だった加害者は、
30年の刑期を過ぎても50歳、被害者は40歳。
被害者のことを考えれば、出さないのが妥当ですし、
それができないのであれば、加害者にチップを埋め込むなり、住所や行動範囲、
顔写真などを公開すべきでしょう。

ここで加害者の人権を云々するのは、実は不平等です。
性犯罪のように更正のきわめて難しい、再犯性の高いものは、
なにより被害者の人権、
あるいは被害者になるかもしれない人の人権を優先すべきでないと思います。

余談ながら、最近のジムの男子更衣室では、特に外国人に多いのですが、
自分のいちもつを隠しもせずベロンと人前に出している方が目立ちます。

個人的に、あれはすごく不愉快なのですが、
性犯罪などで、自分のモノを見せるのも罪が重いですね。
男性のわたくしが更衣室で見ても不快なものを、
かりにそういった体験のない女性が見せられたとしたらどうでしょう。

大げさなしに、一生男性を受け付けなくなるかもしれなません。

知り合いの噺家、十一代目金原亭馬生師匠が
「最近は銭湯や温泉で、自分のいちもつを隠さない人が多いが、あれは実に無礼です。
 刀などの刃物をそのまま抜き身にしてブラ下げてのと同じですからね」
とおっしゃっていました。

わたしもその通りだと思います。

写真は拙作、「まな板弥勒菩薩」。
綱島時代、13年間使ったまな板に金泥と墨をあしらった作品です。

20代 痴漢に遭った話 ~ 性犯罪とトラウマ” への2件のコメント

  1. オーッ! ショックぅ!
    マスオさん、今更ジローですが、お見舞い申し上げます。

    >知り合いの噺家、十一代目金原亭馬生師匠が
     云々

    真っ当ですネェ、正しい恥の文化。
    ケトウ共は狩猟民族ですからね???

  2. 仕切り直しを
    お頭さん、おはようございます!

    まあ、今更だから言える話ですわ。
    男だから、もっと殴ってやりゃ良かったと思いますが、
    こういうことで女性が泣き寝入りするのは許せません。

    >真っ当ですネェ、正しい恥の文化。

    まさにです。

    ところで、赤坂で仕切り直しをしたいという美女たちのリクエストが。
    お頭さん、人気ですねえ。

    またメールいたします。

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