なぜタイムマシンが可能なのか?


「タイムマシン可能」ニュートリノ実験結果に専門家ら驚き(産経新聞) – goo ニュース

親爺が生きていたら何と言うだろう・・・と思うニュースです。
シロートの私でもびっくりですが、きっと物理学者周辺の人たちは腰を抜かしたでしょう。

自動車事故の正面衝突がなぜ危ないかといえば、
たとえば時速60kmで走ってる車どうしが衝突すると、
2台の合計で時速120kmがぶつかる結果となります。

ところが光の場合はそうではない(画像参照・拙著”物理のしくみ”より)。
向ってくる相手のどんなにスピードが速くなっても(光と相手にぶつかる距離が短くなる)、
光が距離に対して費される時間は同じです。

つまり、光速のスピードに達すると時間はゼロになってしまう。

特殊相対性理論はそういうリクツですね。
(実は私もよくわかってるわけではない。単なる親爺の受け売りですが・・・)。

ところがニュートリノが光速より速いとなると、
ニュートリノが目的地に到達した時点では、過去に遡ることになる・・・。
そんなリクツですね(それでええんやろな)。

計測したカミオカンデ自身が慎重な見方をしてますが、
シロート的にはタイムマシンが出来る方が面白いですね。

でも、タイムマシンができたらたいへんなパラドックスが起こるかも。

アメリカのSF作家、フレドリック・ブラウンのショートショートに
こんなものがありました(詳細の記憶は不正確)。

「タイムマシンが完成した。
 先ずは10分前に行って、この真鍮の棒を動かしてみよう」

真鍮の棒には何も怒らなかった。
だが、真鍮を除く宇宙全体が消えてしまったのだ。

なぜタイムマシンが可能なのか?” への3件のコメント

  1. ウラシマ効果
    >つまり、光速のスピードに達すると時間はゼロになってしまう。

    そして質量は無限大ですよね。
    光速に近いスピードで宇宙を或る期間彷徨って、
    地球に帰還すれば、そこは未来ですね。
    理論としては正しい訳ですが、
    上記の定説が有るから、乗務員の生命はどうなるのか?
    行って見る? と問われたら、覚悟決めて逝っちゃうな。

    過去には行けないんですね、次元のハウリングが起こるから。
    でも、どうですか?、行きたいのは過去?

  2. 思い出した
    最低速度が光速、というSFの粒子、
    タキオン、でしたよね。

    今回の発見に因り、過去に行けるとされても、
    神のパラドックスに拠り、
    戻って来られる現在は、今とは別の次元に成る、
    ということも有るようですから、
    過去でも未来でも、
    行ったきりなら幸せに成るがいい、
    ということですかね???

    するってーと、この世は自己中心でしかない、のでしょうか???

  3. 朝からアタマが
    お頭さん、おはようございます!

    さすがによくおわかりで!

    >そして質量は無限大ですよね。

    ををを! 
    すっかり忘れてましたが、質量の増加も相対的だったら、
    宇宙船の中の人は普段と同じ?

    何だかよくわかりませんが、過去に行っても別の過去だったりするような気もするし・・・。
    そしたら自分の人生が変えられる?

    科学的な真偽より先に、自分の人生を変えられるか考えるなんていうのは、
    俗人もいいとこですなあ。

    >最低速度が光速、というSFの粒子、タキオン、でしたよね。

    絵空事でなくあるとすれば、エラいことです。
    エライことですが、私たちの生活は変わりません。

    そのうちビッグバンの前に何があったたかわかる日もくるかしれません。

    あー、朝からアタマが混乱してきたわい。

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