朝ドラの「おひさま」を見ていたら、中学時代の音楽の先生を思い出しました。
その先生は宇都宮先生と言って、
朝ドラの陽子と同じく婚約者(ドラマは夫)を戦争で亡くした人でした。
当時の年齢は知りませんでしたが、おそらく40過ぎ、50前というところだったでしょうか。
元オペラ歌手で派手な顔だち、若い頃は美人だったようですが、
昔のオペラ歌手に多いビヤ樽系の体型で、男子たちのつけたアダ名は「ブスのみや」。
「婚約者が死んだって、言い訳じゃねえの」なんて、ひどいことを言っておりました。
でも私はこの先生、けっこう好きで相性も良かったのか、
小学校時代に悪かった音楽の成績も(この先生についても後日記述します)、
宇都宮先生になってからは格段にアップし、
将来音楽家になりたいなんて、一時期は本気で思ったくらいでした。
(ノリやすい性格です。ならなくて良かったけど)。
ところがある朝、校門で宇都宮先生と顔を合わせた時、
「アラ、小暮くん。制服のボタンが取れてるじゃない。
貸しなさい、縫ってあげる」と言われ、
そのまま制服の上着を職員室に持っていかれました。
朝のホームルームで、担任の先生から
「なんだ、小暮。制服来てこなかったのか?」と聞かれ、バカ正直に
「制服のボタンが取れたので、宇都宮先生につけてもらってるんです」
と答えたところ、教室中が大騒ぎに・・・。
中学生の男子なんて、この世でいちばん愚かな人種ですから、
それはそれは、みんな喜んだこと喜んだこと。
「宇都宮・満寿雄♪」
「結婚、おめでとう!」
「パンパカパーン、パンパカパーン(メンデルゾーンの結婚行進曲の節で)」
多感な頃でしたから、私はそれがイヤでたまらず、
その日を境に、今まで真面目に受けていた音楽の授業でわるさをするようになりました。
と言っても、友だちの音楽の教科書に載ってるバレリーナの股間に、
裏からコンパスの針で穴を開けて喜んでいたという程度ですが、
(悪さと言っても。たいしたことできませんね)
先生は真っ赤になって怒ってました。
「おひさま」で夫を失おうとしている陽子の姿は、ドラマとわかっていても痛々しいものですが、
宇都宮先生も婚約者を亡くした時は、さぞ辛い思いをされていたのでしょうね。
わからず、いたずらしてゴメンなさい♪
なんて、そんなことをちょっと思い出しました。
宇都宮先生は、まだご存命でしょうか。
生きていれば、かなりの高齢になっているはずですが・・・
そんなことをドラマを見ながら思い出した次第です。
画像は拙著「おちゃめなイタリア人」のマンガ、「輸入で高いイタリアの電気代」。
国民投票で95%反対って言っても、フランスから輸入するんでしょって話です。
当時はそんなこと考えないで描きましたが、イタリア人は本当にマメに電気消しますね。
俄雨
マスオさん、アッシ、突然の集中豪雨に見舞われた感です。
あの先生には、一つ謝らなければ為らない悪戯をしました。
このまま心の中から消えないで残ることでしょう。
ところで、お宅のマンションの五月蝿い、
やはり元センセ、アッシの小学校の先生でした。
マスオさんの怒り、理解いたします???
Unknown
わたしは三河台でした。音楽の先生の名前は土居せんせでした。音楽は好きですが学問としての興味はありませんでした。
ワイハ
日本ぐらいじゃないでしょうか?こんなに自由に電気を使える国。私が住んだところはどこも高かったし、初日に大家から「無駄に使うな」教わります。特にイギリス。コインを入れて電気を使用するところもありんです。
イタリア人は基本的にクールですが、時と場合によってはこのようなこともあります。「鍵」もそうです。アカン。人だかりができる。どうしてあんなにざっくり作るんでしょう?ドアを持ち上げて開けるとかコツがあるんです。きちんとつくれないんですね。
結婚行進曲にはワーグナーとメンデルスゾーンの二種類ありますよね。私はこれとは関係ないハワイのが好きですね。現地のワイキキだと臨場感たっぷりでした。結婚した友人が河合さんで、やったところが「カワイアハオ教会」だったんですが(笑)。○○と間違えそうです。
意外な犯人
お頭さん、おはようございます!
いや~、お頭さんも人がわるい。
ご存知なら、野沢菜ばあさんのこと、おっしゃってくれれば良いのに~!
ツイッターでは早々回したのですが、
乗客全員が犯人みたいな・・・ミステリー小説の意外な犯人みたいで、
かみさんもまわりもびっくりしてました。
どんな先生だったか・・・?
このコメントでだいたいわかるような・・・
次回、お会いした時のお茶飲み話にとっておきましょう。
ところで宇都宮先生にした悪戯とは・・・?
これも次回のお楽しみですね。
ブログで言える話ではなさそうなので。
ふむふむ
正ちゃん帽さん、おはようございます!
土居先生、存じ上げませんな。
微妙にかぶっているようで、微妙にズレてますね。
三河台中学は正ちゃん帽さんが卒業したあと、
赤中の教頭先生だった河野通太先生が赴任したそうです。
正ちゃん帽さん、先輩なので存じ上げないですよね。
ハワイの結婚行進曲
naotさん、おはようございます!
色々なところを住まれたのですな。
ボヘミアンnaotさんと呼んであげましょう。
それにしてもヨーロッパは電気代に細かい。
やっぱり電気代が高いのでしょう。
日本の産業が優位に発展してきたのは、その辺りもあるんでしょうね。
そういえばイタリアの扉はどこも重たいですな。
日本以上の高齢化社会なのに、あの重さはないと思います。
ただ、あの重さでイタリアを実感するところはありますが。
ハワイの結婚行進曲、聴いてみたいです。
機会があればぜひ!
ふーてん?
「ボヘミアン」はジプシーでしょうか?空耳で「ボヘミアン」が「おてもやん」に聞こえます。
おてもやん
naotさん、おはようございます!
ジプシーのことでしょうね。
今はロマと呼ばないといけないそうですが、
ジプシー・キングスなんて堂々と名前をつけてますね。
おてもやんは、手もみんみたいです。