「無縁社会」と自殺について


NHKの「無縁社会」が色んな意味で話題になっています。
うちの母なんかは「アンタ、これはエラいことよ」なんて、素直に受け取ってますし、
その一方で、経済学者でブロガーの池田信夫氏は、こんな意見を述べています。

たしかに「無縁社会」という言葉自体は、NHKで作った言葉にも思えますが、
実際に番組に出てくるような人が大勢いることは確かなので、
池田氏みたいに「自作自演」と断言するのも言い過ぎかなあ、とも思います。

そんな中、あ@花さんのブログの中に、このことへの道筋が書かれています。

この中で注目したいのが、「生きる意味なんて頭で考えたってわかりっこない」という一文です。
いや~、これはけだし至言。
まるでお釈迦さまの言ったことみたいだよね~。

え? それは言い過ぎだって?

いやいや、それはどういう意味かお聞きください。
「生きる意味」と反対のことになりますが、
「死後の世界」について、多くの人が仏教で誤解してるのですが、
お釈迦さまは、実は地獄も極楽も解いていません。

では、何と言っているか?

「死んだあとのことは考えてもわからないから、考えるべからず」です。

そうですね。
生きる意味というのも、それと同じことでしょう。

私は一神教ではないので、この世の営みすべてが神の意思によるものとは思っていません。
神さまがいるかいないかは、わからないけど、
いるとすれば神さまは大勢いて、
それが綱引きしあってこの世ができているのだと思ってます。

仏教では、それを「縁起」と言います。
”縁”は原因、”起”はそれによる結果のこと。
ある意味、科学的な考え方ですね。

だから思い通りいかないことも多いわけで、それだけ人生は辛いし面白いとも言える。

生きる意味を決めるのは、私たちの仕事ではありません。
それを決めるのは、それこそ神さまの仕事です。

もともと私たちの命は、天からの授かりもの。
いずれは天か地に、返さないといけないですが、
限られた間にそれを全うするのが人のつとめだと思います。

だからこそ自殺はいけないのでしょう。
まー、人生辛いことだって多いけど、自殺は自分に対する殺人だよ。
天に唾する行為はやめましょう。

写真は赤坂のトルコ料理店アセナのバレンタインパーティーのメニュー。
写真はへぼいですが、料理は最高でおました。
メニューの詳細は昨日のブログをご覧ください。

「無縁社会」と自殺について” への8件のコメント

  1. 無縁社会
    マスオさん、おはようございます♪

    パーティについてさっそくブログにアップしてくださりありがとうございました。

    ロールキャベツ、アセナの冬の名物になれば、と思います^^
    今回、ロールキャベツの写真が撮れなかったので、ブログ用によろしければマスオさんの写真のデータをお借り出来たら嬉しいです。

    それから、無縁社会ですが・・・
    私はこのNHKがやたらと煽っている「無縁社会」とやらにウサンクサイものを感じています。というか、人間最後死ぬときは一人…。逆になんで無縁じゃいけないの?とまで思っております^^;

  2. 生き抜く
    画伯こんにちは!
    私は幼い頃から嫌な記憶が画像化してその時の感情もセットで頭に残ってます。
    今 思うといちいち面倒な自分だったなあって思いますが生きていく(成長していく)うちその一つ一つが大したことじゃなかったり、収まりがついたりと未来に答えがありました。
    まさに あ@花さんが言われる、経験値が上がったんだなって思います。

    仕事してて この方どうやって生きていけばいいんだって思うようなことにも出会います。
    けれど そんな方が辛い時ただ淡々と生きる 生き続ける、社会生活を続ける。
    そうしているうち笑顔が見れる。
    何が言いたいのかよく解らなくなりましたが…無縁とか何とかより人がただ今を必死で生き抜くことの崇高さを感じる私です。

  3. 生きるのが辛い
    ということは、取りも直さず
    自分が生きていることに何ら価値が感じられないということです。
    生きるのが嫌だ、という意味ではありません。
    生きる意味が判らない、という消極的な疑問でもない。
    いない方がよかったのだ、生まれてこない方が
    良かったのだ、というアクティブな思いがいつも根底にあることです。
    生きてこの世にあること自体、申し訳なくて
    何の価値も認められない、という意味です。
    他者に尽くそうとも「偽善者」「大嘘つき」という
    言葉しか聞こえないということであります。
    人生を楽しむこと、生き生きと暮らすこと全てについて
    罪悪感が付きまとうことです。
    生きる意味を決めて下さる神さまの声が
    私には永遠に届かない、ということであります。
    神さまはなぜ、そういう言葉を私だけには
    下さらないのだろうか、という問いかけの日々が続くことです。

    これはなかなか、しんどいことでありますよ。

    この思いに囚われたら、日々いい加減にやりすごして、
    このループから逃げるしかありません、はい。

  4. ロールキャベツ
    トラン綾子さん、おはようございます!

    土曜日は楽しかったですね~。
    ロールキャベツの写真、あまり良くありませんが、
    どうぞお使いください。
    24日、ロールキャベツが出るみたいですから、
    そちらではキチンとデジカメで撮ろうと思います。

    ロールキャベツ、アセナさんの名物になると思いますよ。
    夏用、冬用と、一年を通じて食べられると嬉しいです。

    無縁社会、たしかに人間は生まれてくる時も死ぬ時も独りですね~。
    またこの問題は色々取り上げてみたいと思っています。

  5. 無煙焼肉
    いっちゃん、おはようございます!

    経験値が上がる・・・大切なことですね。
    いっちゃんのケースは男の子が3人いて、
    毎日てんやわんや、獅子てんやわんや(うわ! 古くてわからんか)ですから、
    今を生き抜く毎日なんだと思います。
    ついったーを見てても伝わってきますよね。

    まー、つまり無縁社会とは無煙焼肉な世界に生きてるわけですから、
    お釈迦さまではありませんが、今のところそのことを考えても仕方ないと思いますねー。

    ともかくも3人のお子さんとバイク好きのご主人のご家庭、
    大切になさってくださいませ。

  6. ループ
    かなこさん、おはようございます!

    自殺については、以前拙ブログでも書いたことがありました。
    http://blog.goo.ne.jp/sib-manboxf6/e/c8accf822d65a84d8757e666ec676a84

    ただ、こういう見方は自殺に関する一面の見方だと最近思うようになりました。
    結局は考えがグルグルめぐるループに入り込んじゃっているのかな。
    うまく行かない時って、負のリープに彷徨いこんでしまうことがありますが、早めに抜け出さないと渦潮の中に巻き込まれるようなもので、最後は海底の奥に引きずり込まれてしまいます。

    だからこそ、考えてはいけないのかも。
    考えを断ち切るのが、ループから抜け出す方法なんですが、
    迷い込んだ人はそれができないでしょうね。

  7. No stress, no strain
    画伯の言葉、「まー、つまり無縁社会とは無煙焼肉な世界に生きてるわけですから・・・」。笑ろた!(爆)。「無塩バター」だってあります(笑)。

    そうです。煙を浴びながら食べるのが韓国式。日本だって「ドラム缶焼き肉」が今流行ってるじゃないか!肉が嫌いなら野菜焼きでもいい!
    「うまい!」と思ったら死んではいけない!美味しいものを誰かに食べさせたいと考えようよ。その先にはきっとその人の笑顔がある。

  8. 無煙、Muy.bien!
    naotさん、おはようございます!

    こんなぎゃぐで笑っていただき、ありがとうございます!
    おぢさんはますます調子にのって、人に迷惑をかけそうです。

    無煙でも有煙でも、焼肉は旨いですよね~♪

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