フルさんのブルサン、BrousinのFrouさん


昨日は青山、自由が丘にあった名店フルフルのオーナーシェフ、古川伸一さんの企画で、
西馬込のレンタルキッチン・レテのクリスマスパーティーに招かれました。

フルさんこと古川シェフの料理を食べるのは久しぶりのこと。
12時から17時までと、ずいぶん長いパーティーだなと思って出かけてみると、
12時を過ぎているのに、到着したのは私たち2人。
フルさんはトントコ庖丁でローズマリーを刻んで、まだ下ごしらえ中です。

「いや~、今日はユルユルやろうと思いまして」とフルさん。

なるほど、作るところを見せながら料理を出していこうというわけですか。
料理人は、なかなか作るところ見せてくれないと言いますが、
われわれシロートに手の内を見せたところで、簡単に真似ができるはずもなし。
(逆の立場で、私が絵を描くところをいくら人に見せても、たぶんマネはできんでしょう。
 それと同じですな)。

そのうち、親しいお得意さんだった人やフルさんの弟子がやってきて、
総勢7人ほどのこじんまりした会が緩くはじまりました。
(翌日、すなわち今日は同じ会場で、40人の立食だそうです)。

オープンキッチンではフルフルの人気メニュー、
白身魚のポテト包み(この日はタラ。ヒラメやスズキも美味)や、
フォアグラとリンゴのオレンジソース和え、牡蠣とベーコンのカルボナーラ。

そして、フランスのガーリックチーズ”Brousin(ブルサン)”を使ったチーズリゾットなど。

「いや~、これがホントの”フルさんのブルサン”ですな・・・なんて、ウフッ♪」
・・・と、木枯らし冷たい、いつものわたくしのおやぢギャグに、
フルさんだけは、嬉しそうにクツクツと暖かい笑い与えてをくれました。

「うははは! 小暮さん、明日のブログのタイトルは、これで決まりですね~♪」とフルさん。

いや~、おやぢどうしの連帯は強い♪
どんなにぎゃぐが寒くても、笑って讃え合うのが真のおやぢ道でございます。

あっという間の5時間、久しぶりに古川シェフの味を堪能した一日でありました。

2年前、惜しまれながら自由が丘の店舗を畳んだフルフルでしたが、
客の入りの良い人気店でありながら、イートインの形式を止めたのは、
体力的にキツ過ぎたことに加え、料理の出し方などを模索するためだったようです。

現在、フルフルはケータリングや移動販売などの方法で営業を続けています。
美味しんぼなどでは、三つ星レストランのシェフが、
いきなりハンバーガーやラーメン店をはじめる話がいっぱいありますが、
超一流の料理人でありながら、形のこだわらず料理の提供を続けて、
さらに高い志を持っている古川シェフのもてなしは、本当に素晴らしかった。

これぞ、まさに福翁の言う「まずは獣身を養い、しかるのちに人心を養え」でしょうか。

いずれフルフルも店舗という形で再開されるでしょうが(話は当然、いくつもあるそうです)、
その日を楽しみに、今度は出張パーティーをお願いしようと思ってます。
古川シェフ、昨日は本当にごちそうさまでした♪

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