原発、地震、死の恐怖


昨年は震災後の原発事故で関東地方から関西に引っ越す人が増えたそうですが、
今はどうなんでしょう。

人間というのは、いくつになっても寿命がこれで良いというものでないらしく、
生きてる以上は「死にたくない」「苦しみたくない」と思うものみたいです。

たぶん、私ももっと年を重ねてもそんな感じなんでしょうけど、
不思議なもので、若い頃よりは今の方が死に対する恐怖感というのが、
少しはなくなったような気がします。

死の恐怖とは、痛み以外に自分の存在がなくなってしまう、
「無」に対する恐怖だと思うのですが、
私の場合は中学2年生くらいがいちばん激しかったと思います。

というより、その時期に死ぬことへの恐怖を初めて知ったというのかな。

マーラーの復活交響曲は「死」について書かれた音楽だと思うのですが、
これを初めて聞いたときに、感動するとともに言い知れぬ畏れを覚えたものです。

それからずっと年月が経って、2度目に「死」への恐怖を覚えたのは、
30代半ば、マザーテレサの「死を待つ人の家」でボランティアをしたときに、
右手にケガをしたのを気づかず、病人の糞尿や血液に触れてしまった時でした。

幸い検査の結果、何も出なかったのですが、
その結果が出るまでは怖くて仕方なかったものです。

あれからまた年月が流れ、あの時よりずっと死は近い年齢に(年々近づく)なってきましたが、
なぜか恐怖というより、いざとなった時の覚悟を持ちたいと思うようになりました。

そうすると生きてることに感謝もしますし、
あまり不安に悩まされることも少なくなる。

いつかは来るXデーですが、充実した毎日を送りたいと思うこの頃です。

ああ! 
いけない、肝心の原発と地震の話を忘れてしまったわい!
その話はいずれまた。

写真は青山ツインタワーにできたトンカツ屋「まるや」のトンカツ定食。
700円でコストパフォーマンス良し。
カナダ産の豚肉を上手に上げています♪

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