映画「インセプション」は野狐禅の世界?


昨日は映画の日。
毎月1日と14日、TOHOシネマズは映画1000円です♪
そこでインセプション、見ました。
たいへん面白かったです。
夢を通じて意識の奥底に入り込んでいくという、
実験的で複雑な内容に多額の制作費をかけて、しかも興行的に成功させてしまうのは凄いです。

巷の評判も不思議なほど高く、
使われてるエディット・ピアフの音楽にもメタファーがあるなど、話題は尽きないようです。
驚くほど計算された作りですね。

ただ、意識の中、夢の中に入っていく、その本質的な中身は野狐禅だと思いました。
「野狐禅」とは、禅を経験し意識下に入る時に
魔境とも極楽ともつかない超自然的な体験をするのですが、
それを悟りと勘違いする。
つまりキツネに化かされた、生かじりの禅の世界に入るため野狐禅と呼ぶのですが、
インセプションの内容はまさにこれだと思いました。
この意識下に入るという行為は、戻ってこれなくなるなるので、
人によっては危険な行為です。
「インセプション」でも、それを知ってか
夢の中で死ぬと、一生意識下に閉じこめられる・・・なんて
ゲームのルールが描かれていました。

もちろん、映画の目的は悟りをひらくことではありませんし、
このことは映画の評価を下げるものではありません。
この作品の本当の評価は、あと10年20年すると定まってくるかもしれません。
輝きを増すか、カビが生えるか、現時点で私はまだわからないな。

ちなみに拙作、「ユングの部屋」の一連の作品もまた野狐禅の世界であります。

それにしても渡辺謙さん、かっこ良かった。
オーラもディカプリオに負けてなかったです。

映画「インセプション」は野狐禅の世界?” への2件のコメント

  1. 映画の日
    こんにちは~

    9月1日は映画の日だったんですね。

    先日グルジア料理でご一緒したグルメブロガーさんが
    昨日アセナでランチを召し上がってくださったのですが、
    この後六本木で「インセプション」を観るとおっしゃってました^^もしかして同じ映画館だったのかな?と

    映画の内容を全く知らなかったですが、とても面白そうですね。
    仕事とも子どもとも離れて、ひとり映画館でじっくり映画鑑賞…憧れます♪

  2. 6本見るとタダになる
    トラン綾子さん、おはようございます!

    それは間違いなく同じ映画館ですね。
    あそこは6本見ると、もう1本はタダになるのですが、
    それは1000円で見ても、1800円で見てもポイントは一緒。
    ということで、私は2回タダで見られるポイントが溜まっているのですが、映画の日に使うのがもったいなくて、まだ使ってません。
    なんかバカみたいです。

    昨日はプレッセのエスカレーターでzoomaniaさんに会いましたよ。
    オフ会、楽しみにしています。

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