私、アスペルガーなんです


大学時代の友だちと電話で話していたら、突然そう言われました。

「そう。で、何? 診断を受けたわけ?」
「診断なんか受けてないけど、症状を聞いたら全部あてはまるから、間違いなくそうよ」と彼女。

ひとつのものにこだわる傾向があるとか、
興味のスポットが狭いとか、
何でも言葉通りにとるとか、
人とのコミュニケーションが苦手であるとか、
彼女いわく、いわゆるアスペルガーの症状がすべて当てはまるというのです。

同じフリーランスのイラスレーターで同い年。
たしかにコミュニケーションは得意でなく、
仕事はできるけど、クライアントとすぐにケンカする傾向あり。
男性遍歴は華麗で、年の差おじさんあり、外国人あり、ヒモあり。
何度も男性と一緒に暮らしてるけど、けっきょくは合わなくて別れ、
結婚歴はなく、現在もシングルで今後も結婚は考えていないとのこと。
本人いわく、今ひとりでいるのが一番楽なんだそうです。

うーん。
聞けばそれはそれで面白いけど、だからってアスペルガーとは言えないんじゃないかな~。
同棲した男性の話を聞けば、彼女でなくとも別れてしまいたくなる人を選んでつきあってるし、
コミュニケーション能力が原因だとも思えません。

「作家のニキリンコさんは、”ご飯食べに行きましょう”と言われたら、
 ”え~! おかずはどうするんですか”と言っていたそうだけど、あなたはどうなの?」
「そこまでは行かないわね。でも似た傾向はあるのよ」

でも、自分がアスペルガーだとわかり(彼女公認)、
胸のつかえが下りてホッとしてるんだそうです。

「それにアスペは天才も多いんだよ。
 アインシュタインもビル・ゲイツもそうだって言うし」

うーん。
なんか間違えてると思うけど、本人がそれで良いって言うので、
私はそれ以上に深入りしませんでした。
来月会うから、また聞いてみようっと。
最近は自分がアスペだと思い込んで、それでかえって安心する人も多くなっているのかもしれません。

私見を申しあげると、彼女はアスペルガーではないと思いますが、
とりあえず神田橋先生の本をすすめてみました。

写真はNHKの509スタジオ。チェンバロを調律している様子です。
一昨日、泊真美子さんのピアノと岩佐和弘さんのフルートの公開録音を聞いた時のものです。
来月、7月17日オンエア予定。また事前にアップします。

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