昨日、2週間にわたる個展の最終日でした。
今回の展覧会は売行きに関しては普段とほぼ同じくらいでしたが、
人の出入りは3倍くらいの感じでした。
これは今回、ギャラリートークを行った効果もあるのでしょうか。
最初のギャラリートークは2日めでしたが、
その日以降はつとめて画廊に詰めて、
来た方にはなるべく作品のコンセプトを説明するようにしました。
面白いもので、「いいから黙って見せてくれ」という方はいませんでした。
絵描きは「見たまま、感じたまま」というのが好きなので、
どうしても黙って見て欲しいという感じになるのですが、
多くの人は親切に説明した方が興味を持ってくれることが、あらためてわかりました。
言わないとわからないことの方が多いですからね。
意外に思われる方がいるかもしれませんが、
実は私が目指すアートはエンターテインメントです。
もちろん、ディズニーなどハリウッド映画のそれとは異なるものですが、
人からの提案ですから、ギャラリートークなどを試みたのも、
その一貫になると思います。
話をするのは私の専門外ではありますが、面白いとはまではいかなくても、
来てくれたお客さまに退屈はさせないようには心掛けたつもりです。
今回、そんな意味で画廊の空間を目一杯使うことができたかもしれません。
2週間の展覧会を終えて、少し方向性がはっきりしてきました。
お越しいただいた方。
時間がないので、ブログの方で作品に触れていただいた方。
そして拙著や作品をお買上げいただいた方には心より御礼申しあげます。
また、次回お会いできることを心待ちにしております。
写真の絵「時空の駅舎」は私が中学時代に見た夢をもとにしています。
子ども部屋の前にある空き地に電車が通っていくという夢です。
絵にある子ども部屋は資料が残ってなかったので、イメージで描きました。