チェンジリング


昨日は一日個展に出す作品の制作。
毎日描きたいところだけど、最近は午前中はこの仕事、
午後はこの仕事という切り替えをせず、一日を同じ仕事で通すようになってきました。
まあ、結局使う時間は一緒なんだけどね。

昨日は23:30くらいに筆を置き、劇場で見逃したチェンジリングのDVDを観はじめました。
いやあ、仕事を終えて観るには重たい一本でしたが、
それでも一気に最後まで引き込まれてたなあ!
「ミリオンダラー・ベイビー」や「ミスティック・リバー」などのイーストウッド作品と同様、
今回も救いのない題材を扱っているのですが、
それでも見終わったあとのカタルシスは比類ありません。
それにしてもイーストウッドほど映画人として成功した人はいないだろうに、
なぜ、このように人生の迷路を巧みに描くことができるのだろう。

人生には事故に巻き込まれたり、不治の病に犯され非業の死を遂げたりと、
理不尽なことに巻き込まれる人が大勢います。
世間では「あんな良い人がなぜ?」と口々に言われるけど、
けっきょく人間にはその因果関係を知ることは永遠にできません。
生きてると、なんだかわからないことだらけなんだよな~(以下略)。

小説ならまだしも2時間くらいの映画のワクに、このテーマ・・・
人生のワケのわからなさ、不可解さはなかなか盛り込めませんが、
最近のイーストウッド作品は、みごとにそれを描いています。
映画のストーリー(サイト参照のこと)やアンジェリーナ・ジョリーの演技の素晴らしさは、
あらためて言うまでもありませんが、百聞は一見に如かず。
楽しい映画ではありませんが、ぜひ一度ご覧ください。

床についたのは最近では珍しい2:30am過ぎ。
寝つきが良いのが自慢なのに、その日はなかなか寝つけませんでした。

ちなみにチェンジリング(changeling )とは、
さらった子の代わりに妖精たちが残すとされた醜い子のことだそうで、
20年前にジョージ・C・スコット主演で同名の映画がありました。
水子を扱ったホラーでしたが、格調の高い名品でした。
〖CHANGE+-LING〗

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