絵は描かないと前に進まない


昨日午前中は銀座のヤマガタ・サンダンデロさんに納品。
(作品の写真は2日前の「なつかしい赤坂の風景は」をご覧ください)。
スタッフの反応は上々。メニューの黒板の真ん中に取り付け作業をしました。これも仕事のうち。
絵が貼られたパネルを黒板に取り付ける作業ですが、
11:30に開店したら、もう作業はできないので1時間以内にすべて済まさないといけない。
店のベランダで汗だくになりましたが、30分で取り付けは終了。
再来週、ディナーを予約してますので、どんな感じになってるか見に行こうっと。
ディスプレイの仕事は滅多にないので、なかなか楽しい作業になりました。

午後は制作。
養老先生の「バカの壁」だったか、「絵は描かないと前に進まない」とありましたが、まさにその通り。
当たり前ですが、いくら時間が空いても手を入れないと、まったく変化しない。
少しだけ前に進んだ30号の写真をアップします。

イラストや本、そして今回のようなレストランのメニューのような仕事をやって楽しいのは、
ギャラはもちろんですが、他人が何を求めているのか考えるようになったことでしょう。
フリーランスになった頃は、商業美術とファインアートの仕事はキッチリ線引きをして、
ファインアートの方では好きなことをやろうと思っていました。
私の絵は今でも”わけがわからん”と言われるのですが、10数年前に描いた作品はもっとワケがわかりませんでした。
それはそれで良かったと思ってはいますが、やはり他人が見て「良い」と思ってくれないと仕方ない。
芸術は基本的に人を幸福にするものなので、あまり独りよがりでもいけません。
今回のものはどうなるか。
私にとってひとつの分岐点になる個展になるかもしれません。

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