新年を迎えました。
昔から「正月は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」と言いますが、
本年元旦は、小暮家にとってまさにそんな感じです。
ともかくも今年は大きな変革の年になることは間違いありません。
気を締めて新しい年に向かいたいと存じますので、
みなさま本年も何卒よろしくお願いします。
昨日の大晦日は近所のスーパーで買い物を済ませたあと、
赤坂の 涵梅舫で食事をしました。
嵐が来そうな本年、せめてもの贅沢です。
冬のコースと銘打たれた、体の暖まる薬膳風の中華でした。
1、豚バラのスペアリブ、クラゲ、中国湯葉の重ね煮、豚の煮物といった冷製四品盛り合わせ。
2、フカヒレ、特製豆腐入り澄ましスープ。
3、牡蠣の唐辛子炒め、揚げ車海老の黒豆炒め。
4、東坡肉の蒸しパン付き。
5、海老、イカ入り豆腐の辛味あんかけ。
6、塩漬けカモの卵黄カボチャ炒め
7、黒豆とシシャモの炒飯
8、デザート
この写真のコースが一人5000円というコストパフォーマンスの良いもの。
食べて驚くのは、コースの組み立てで、
アッサリスープのあとに、辛味の海鮮で食べる者を驚かせ、
そのあとでサッパリ味の豚バラ煮込み(なぜかこれがさっぱり味。油気が抜けて美味!)を出すといったもの。
見た目と反対の味つけで、楽しませてくれるというわけ。
中でも5の海老、イカ入り豆腐の辛味あんかけは、
ぱっと見デザートのようなのだが、これが濃厚きわまりない。
中華スープと杏仁豆腐風の中華豆腐、海老、イカに辛味の辣油が相まって、えも言えぬ味わい。
さすがに西太后が食したという北京宮廷料理は底知れぬ奥の深さ、懐の深さを感じてしまう。
いや、けっこうなお点前でございました。
今年も時々はこんな食事を楽しみたいものですが、それとは別にできる限り仕事に集中する所存です。