サントリー美術館「京都・智積院の名宝」見て来ました〜長谷川等伯プロデュースの国宝障壁画は圧巻!

個展が終わってからも、作品のお届けなどの事務的な作業が数多くあって、しばらくブログを休んでおりました。

今日は久々に展覧会情報、サントリー美術館で開催中の「京都・智積院の名宝」をご紹介いたします。

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いや、もう一言でいえば「必見」ですね。

中でも見ていただきたいのは、長谷川等伯& 久蔵親子の国宝障壁画です。
サントリー美術館のワンフロアすべてを占める巨大な障壁画はまさに圧巻!

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった狩野派の雄、狩野永徳を嫉妬させ、等伯の発注を妨害したというのもわかる気がします。
これについては安倍龍太郎先生の傑作『等伯をお読みいただけると良いでしょう。

余談ながら、この小説…あまりに画家の心のうちに分け入って(と、『英雄たちの選択』風に♪)いるので、びっくりしたのですが、なんと美大時代の友人、北村さゆり画伯のアドバイスがあったそうです。

なるほど、納得。さすが北村画伯です!

等伯親子の障壁画を見る際、絵の前に長椅子がありますから、そこに座ってゆっくり眺めるのをオススメします。

もちろんそうすると絵の前に人が立ちますが、それが絵と一体化する不思議!

美術館に行くと、前の人がジャマだったりすることがあるでしょうが、この大きな絵の前では、そんな狭い心を忘れさせてくれます。
まあ、あまり人が多くて絵が見られなければ話は別ですが(笑)。

また、堂本印象のモダンな日本画もみごたえ十分!
高野山の柱画とはまったく趣の違う、瀟洒な屏風絵も一見の価値ありです。

ともかく百聞は一見にしかず。年明けの1月22日まで開催していますので、お時間のある方はぜひごらんくださいませ。

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