今日は父の病院のつきそいだったのだが、仕事で実家からは行けず。嫁がたまたま休みをとっていたので、代わりに行ってもらう。仕事は幸い午前中終わったので、それから病院に行く。
病院からの帰り道、遅い昼をみんなで食べることになり、赤坂の転石亭の定食をいただくことに。ご飯はおいしかったのだが、店にいた有閑マダム8人のまあ、うるさいこと騒がしいこと! 騒々しい上に長っ尻で、私たちが入った時には食べ終わっていたのに、話はまだまだ佳境だったらしく、なかなか帰ろうとしない。
マダムたちの行動は筒抜け。聞きもしないのに、これから氷川神社をまわったり、11月に閉館するキャピタル東急に行くだの、キャピタル東急はビートルズが泊まったことがあったのだとか・・・まあご親切にありがとうございます。
会話は盛り上がっているように聞こえるが、よくよく聞くと(聞こうとしたのではない。聞こえてしまうのだ)、みな話が一方通行。まったくかみ合ってないのに、自分で言って自分で笑ってる感じ。8人のうち喋っているのは半分くらいだろうが、それでも4人がそんな調子なので、ガード下の音量かな。
落語の小咄にある耳の遠い老夫婦。「おじいさん、今のは大家さんだったかね」「いいや、今きたのは大家さんだったよ」「そうかね、わたしゃまた大家さんかと思ったよ」は現実の話。マダムたちは、まだそこまでのお年ではないし、耳も遠くないだろうが、耳が聞こえても会話は聞こえるものではないらしい。
あまりにうるさいので一度は注意をしようとも思ったが、どうせ聞きやしないだろうし、まわるルートを聞いていたら、先日JTBに依頼された「るるぶ港区」の絵地図・赤坂に載せたところが多い。ここはまあ、いちおうお客さんだと思い黙っていたのだが、嫁からは「弱いな~」と言われてしまった(まあ良いでしょうが!)
マダムたちの帰ったあとは、静けさや岩にしみ入る蝉の声(ちょっと違うか)。店の人は、帰る時に謝っていたが、まあ間が悪かったのね~。まあ、話のネタには面白い昼食でした。
群れ
はぁ、都会でも田舎でも、マダムの大群がおしゃべりなのは同じなんですね。
私も、レストランにご飯食べに行ったとき、マダムの集会があっていて、食器のぶつかる音より、声が耳にきつかったことがありました
最近は、マダムの大群に出くわしたら、ガチョウ、高校生の大群に出くわしたら、ヌーと、自然にもまれているのよって思うようにしています
たぶん世界中で
たぶん田舎と都会どころか、世界中どこ行っても同じだと思います。
有閑マダムではありませんが、筒井康隆の小説に「農協、月に行く」というのがあり、地球の農協と宇宙人の農協が仲良くなってしまうという話があります。
まあ、人間の習性はどこでも一緒で、イタリアの街角でトトカルチョに夢中になるオヤジは、日本の馬券売り場の雰囲気に瓜二つであります。
どちらもレベルの高いところで似てくるわけでない、というのが共通でして・・・