昨日は午前中にようやくひと仕事を終え、国立近代美術館でやっている「藤田嗣治展」を見にいく。
最終日で天気も良かったこともあり、1:00PMくらいに行ったら30分待ち(そのあとは1時間待ちだったそうだ)の大混雑。人を見にいくようなものだが、やはり無理して見に行って良かった!
本業はエカキというのに、最近は展覧会に行く時間がない(ないことはないのだが、うっかり後回しになってしまう。映画も最近見とらんよ・・・トホホ)のはお恥かしい限りだ。
以前私は、藤田はそんなに好きというワケではなかったのだが、年のせいだろうか、妙に共感できるものがあった。
中南米を回ったころのカラフルな作品や、戦争画などは、これがフジタ? と思わせる意外な画風だったが、やはり白を基調にした裸婦や人物、猫の絵が良い。白い群像も意外だったが、これまた良い。
ともかくも絵描きとは、こうあるべきということを思わせる展覧会であり・・・まあもちろん私と藤田嗣治では、今のところ格が違いすぎるが、画家として自分がどうあるべきかを考えさせられた(ただ、どこがどうとは、今のところ整理がつかないので言えません。そのうち著作などで公開できればと思います)。
帰りは実家により、おやじに本を返す。みんな、元気なのでとりあえず安心だ。