朝起きて「アントニオ猪木さん死去」のニュースにびっくりした人は多いでしょう。
私の年代は中学生から大学卒業まで、プロレスや異種格闘技全盛期でしたから、それは猪木といえばすごい存在感でした。
1900年生まれのプロレス好きの祖母は、プロレス中継を見ては興奮し、「イノチは強い! イノチは強いけど、サカグチも大したもんだ! ガイジンは悪い!」と言ってたものです。
モハメッド・アリとの世紀の対決はもちろんですが、大学受験二浪目の年は、多摩美合格発表の日が「アントニオ猪木vsウイリー・ウイリアムス」の一戦でした。
「猪木vsウイリー」を合格して見るか、落ちて見るか…なんて話を受験生男子どうしでよく話していたものです。今では二人とも鬼籍に入られてさびしい限りですね。
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そういえば、私の多摩美時代に「闘魂」というニックネームの同級生がいました。
大のプロレスファンで(私もかなり好きでしたが)、いつも「燃える闘魂」と書かれたTシャツを着ていて、それこそ熱狂的猪木ファンでした。
好きが高じて、4年の時に新日本プロレスに入社したという本物でした(もちろん事務方ですが)。その年、「今年の多摩美の就職は波乱だ」と言われたものです。
猪木vsホーガンの試合では、友だちのプラチナチケットを都合してもらったこともありました。
あれから新日本プロレスで出世したとも聞きましたが、その後プロレスの世界は群雄割拠。風の噂では、プロレスの世界を去ったとも聞きましたが、あれからどう過ごされているのか。
猪木さんの死去は誠に残念…冥福をお祈りするほかありませんが、闘魂さんのことも気になった次第です。