どこまで線引き?〜ジェンダーフリー。

一昨日、子供に絵を教えていた時のこと。

やんちゃな男の子Aくんがクマのプーさんのぬいぐるみを、女性の先生の顔めがけて投げつけていました。昭和の時代…20代の教員時代でしたら大声で叱っていましたが、そこは令和の世。大きな声で叱るのは避けないといけません。

さりとて、投げつけたものが硬いものであれば、大人であってもケガする危険があるので注意は必須です。

とっさに私は、Aくんの目をじっと見て「女の人の顔にモノを投げつけたりして、キミは男として恥ずかしくないのか?」と言いました。
するとAくん…意外と素直に「恥ずかしい…」と言って、おとなしくなりました。

言った直後、(ありゃ、これってジェンダーフリーの立場だったら、NGな注意の仕方かな?)なんて…。いやいや、間違った指導だとは思いませんが、人によってはクレームをつけるかもしれません。

ぬいぐりみを投げられた先生は、そのあと懲りずにいたずらするAくんに「何も持ってない女の人に、そんなことしていいの?」と注意してました。悪い指導ではなかったと思います。

もちろん何も問題が起こってないので、これは私の勝手な想像をふくらませて書いてるだけですが…。

令和の世になり、昭和の理不尽なパワハラが解消されつつあるのは良いことですが、一方でこうしたジェンダーフリーについて、どこまで線引きされて良いのか昭和生まれにはわからないところです。

たとえば最近の新しい商業施設のトイレは、男女を色別にしてませんから、わかりにくくていけません。急いでる時などはたいへん難儀します(真顔)。

また「男らしく」「女らしく」などが言葉狩りの対象になりますけど、それは平等が大好きな人が口にする「みんな違って、みんないい」と矛盾するのではないか?

まだ5〜6歳の子を見ていても、女の子と男の子は明らかに違います。

クラス会では「男子があまりにバカなんで、びっくりしていた」なんて言われますが、男の子というのは、そういうものです。

ところで新しくスタートした朝ドラ「翼と虎」、面白く見ています。
劇中では法律家を目指す女性たちを揶揄する男たちが出てくるけど、こんな人たちって、ほんとにいたのかな?

今の世の中で、彼らみたいなこと言ったらエラいことになるなと思いながら、楽しく見ています。