本書がリリースされた時とほぼ同時期のこと。
柔道仲間の先輩Kさんが逝去され、その葬儀に横浜の斎場に行ってきました。
Kさんは、すべてにおいて非の打ちどころのない方で、彼と同期の先輩は以下のように朋友の死を悼んでいました(一部改編、省略)。
Kさんは抜群に切れる内股を武器にS大にK有りと歌われた名選手でした。
成績優秀、体力優秀、人格優等。
何よりも優れていたのは人間性。
長きに渡って付き合いましたが一度たりとも声をあらげた事はありません。
色々有りました、彼が憤る事が、あった事も知ってます。しかし一言も他者を誹謗する事は有りませんでした。
もっとも信頼していた友の悲報に接し言葉もありません。
親子以上、孫に近い若い後輩たちもKさんの葬儀に出席していたのが印象的でした。
いや、死は善人も悪人も天才も凡人にも平等ですね。
棺の中にいるKさんは抜け殻になっていて、ご本人は遺影の中にいるようでした。
人の葬儀のたびに思うのは、私たちの体とは入れ物だということです。
では、その私たちの本体はどこにあるのか?
魂とは何か? それは本当にあるのか?
その本当の答えは誰にもわかりません。
ちなみにKさんはご存命中、死後の世界とか霊の存在は信じてないとおっしゃっていましたが、亡くなる前どうだったかは知るべくもありません。
第1章 死んだらどこに行くのか……
第2章 日本人はどこで死んできたのか……
第3章 なぜ八割が病院で死んだのか……
第4章 施設や自宅で死ぬ—病院以外の死に場所……
第5章 孤独と在宅ひとり死……
第6章 死んだ後の場所—葬式と墓……



