昨日は二日連続の展覧会めぐり、六本木ヒルズ・森美術館で開催中の『ルイーズ・ブルジョワ展』見てきました。
いやあ、実に面白い展覧会に堪能です!
▼ルイーズ・ブルジョワといえば、先ずは六本木ヒルズの蜘蛛の彫刻ですね。
ルイーズ・ブルジョワが女性であるということ以外は、ほとんど予備知識を持たずに見に行ったのですが、この方…横暴な父親に苦しめられた人だったのですね。
裕福な家庭でありながら、支配的な暴君だった父。
次女であったルイーズに、女性として生まれてきたことを非難し、その一方で、彼女の家庭教師と不倫関係をしていた、とんでもない親父だったようです。
まさに立派な毒親ですよね。
↓ 詳細は以下、リンク先をご覧いただければ…。
父との確執、母の病死、自殺未遂―
ルイーズ・ブルジョワの「地獄」とは。森美術館の個展から知る
▲そんな、しょうもないお父ちゃんをルイーズは作品の中で食い殺しちゃいます!
まわりのキノコみたいな物体は『歯』のようですね。
こういうトラウマを持ったアーティストは少なくないのですが、ルイーズ・ブルジョワのユニークなところは、それを彫刻やオブジェで表現しているところでしょう。
絵画作品もいっぱい展示されてますが、やjはり真骨頂はオブジェ。
ルイーズの孤独や寂寥感が伝わってきます。
作品だけでなく森ビル52階からの眺望も楽しめます。
フェミニストだったルイーズが『ヒステリー』は女性だけのものではないと、あえて男性のオブジェにしたそうです。
▼展覧会のコピーライトにもなった作品。
「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」
自分の展覧会のコピーを使うのは実に図々しいかもですがまさに『What is art?〜This is art』でした!