エスカレーターの片側を空けるのは、間違ったマナー〜男に言わず、女性に言うのは卑怯ですね。

▲あ、このマンガは記事と直接の関係はありませんよ〜。

さて土曜日、妻と近くの商業施設に出かけた時のこと。

2人並んでエスカレーターで下の階におり、もうひとつのエスカレーターに乗り換える際、初老の男性が私たちの脇をピューっと追い越していきました。
すると突然、 妻が「何か言いましたよねー?」と、その男性に言いました。
男性は無言で後ろを向いたまま、早歩き。

「逃げるんですか、ダサーい!」

妻はどうやら、お怒りのご様子。
だいたい状況はわかってましたが、「何か言われたの?」と 聞いたら、「立ってるんじゃねえよ(エスカレーターで)、ジャマくせえな」という意味のことだということ。

思わず私も、エスカレーターを小走りに降りる男性の後ろ姿に「ちょっとアナタ、エスカレーターは歩いたらいけないんですよ!」と言いました。

私にはその人が何を言ったのか聞こえなかった(耳が遠いワケではない)のですが、どうやら妻にだけ「ジャマだよ」という意味のことを言ったのですね。

「男の人には言わないのよ」

どうやら妻は、そこがいちばん腹立たしかった模様です。エスカレーターの右側に立っていたのは私ですから、私に言えばいいのにねえ。
新宿周辺に出没するというぶつかりおじさんの類も、体格の良い男性にはぶつかってきません。 この“ジャマだ、どけおじさん”も同様ですね。

そもそもエスカレーターは歩いて良いように設計されておりません。
50kgから90kgほどの人たちが何人も上がり下りすれば、当然故障も増えてきます。

どの駅でも「エスカレーターは立ち止まって、手すりを掴んでください」と言っているのに、なぜかみんな左側に寄って(東京は)、歩く人の通路を開けています。
右側はガラ空きなのに、エスカレーターの左側に行列ができているのは本末転倒ですが、みなさん、「ジャマだよ」と歩いてくる人たちに気遣っているんですね。

エスカレーターを歩く人のおおむねは急いでいて攻撃的な人が多いので、わからないこともないのですが、そういう人に気遣いして、片側に行列ができるのは如何なものか。

それに駅ならまだしも、商業施設で「片側開けろ」というのは明らかにおかしい。
それも男に言わず、女性に言うのは卑怯ですね。

ともあれ、エスカレーターの片側を空けるのは、間違ったマナーです。

▼コロナ禍の最中、3年ほど前に描いたマンガです。

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