大好評の『発達障害、治った自慢大会!』ですが、花風社の本を知らなかった方には「最初に読むべき本」ではないかと、個人的には思っています。
なぜなら、20年以上に及んで発達障害に関わってきた花風社さんが、「治る」「治った」という、ひとつの到達点に達した本が『発達障害、治った自慢大会!』だと思うからです。いや、もちろん「治る」という結論には前から達していたのですが、この本は記念すべきマイルストーンとでも申しましょうか。
なにしろ、医者や支援者に「治らない」「一生、字が書けない」と言われていたお子さんたちが、見事に「治った」実例を記録しているのです。いわば「治った生き証人」が本書なのですから、これ以上のものはないでしょう。
この本から芋本に行って、体のバランスを整えるのも良いでしょうし、「脳みそラクラクセラピー』などに行くのも良し。
ともかく『治る」ことの窓口となる本が、『発達障害、治った自慢大会!』ですね。
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四家族のインタビュー、エピソードがどれも心に残るものばかりなのですが、私が一番印象的だった話のひとつが、いぬこさんのお嬢さんのエピソードです。
いぬこお嬢さんは、もちろん親御さんの尽力もあるのですが、自分に合ったものが何かを見出す能力が高かったようです。
そのひとつとして、いぬこお嬢さんは治る前に小人が出てきて助けてくれたというのです。それが『自閉っ子、こういう風にできています!』に出て来る、こちらを操る巨人のような存在とは違うとのこと。
▼以下は本に書いていない私の推測ですので、あくまで参考程度にお読みください。
赤本に出て来る巨人は、どちらかと言えば思い込みの産物でしょうか。
ところが本書の文脈から察するに、いぬこお嬢さんの前に出て来た小人は、体の器官に棲んでいる化身の感じがしました。
巨人は実際にはいないけど、小人は実際にいる…という印象かな。
なに…勝手な思い込みをいうなって?
いやいや、たしかに巨人も小人も居るとも言えないし、居ないとも証明できません。
でも、 私には本質的に別物な気がしました。
なぜならその人にとって、巨人は他人の世界も支配している存在です。
一方で、小人は自分の世界でしか出てこない存在です。自分の体から出てきたものとしての実在感を感じるのです。
ともあれ治った今では、小人は見えなくなったようです。さびしいかな〜。
その愛甲さんといぬこお嬢さんの短くてあたたかいやりとり…ぜひ本を手にとって読んでください。きっと小人はいなくなったのではなく、見えなくなっただけなのでしょう。
「いちばん大切なことは目に見えない」。
その言葉を思い出しました。
きっと、いぬこお嬢さんに素晴らしい未来が開けるに違いありません。
『発達障害、治った自慢大会!』は未来に向けられた希望の書!
もうひとつの希望の書『神様のレッスン』も合わせてお読みくださいませ!
『神様のレッスン』は版元が違うので、Amazonでお願いいたします(笑)。