少し前のことになりますが、前に作った焼き物が割れてしまい、いつか金継ぎをしてみたいと思っていました。
Facebookなどでは金継ぎをレクチャーする講座などもあって、自分でやってみようかとも思ってましたが、割れた焼き物を見ると、素人が簡単に手を出せるシロモノでもなさそう。
そう思っていたところ、友人のタイムラインにデザイナーで金継ぎ作家の牛田恭子さんの記事が出ているのを見て、迷わずお願いすることにしました。
どんな小さな欠けでも3000円からということで、 いったいいくらになるか見当がつかなかったのですが、見てみないとわからないということで、先ずは相模原の工房に送ってしばらく…
見事に割れた鉢二点とにらめっこをしながら、しばらく時間をくださいという連絡を受けて、数ヶ月。
「出来ました」という連絡を受け、楽しみに待つこと1日。金継ぎされた自作を見て、思わず声をあげました。
「素晴らしい!」
いや〜、これは自分がちょいと習ったくらいで出来るものではありません。
お願いして良かった♪
以前はこの鉢に浅漬けを山盛りにしていたのですが、漆を使っているので、高温や酢などはご法度。
そもそも、何か盛る気にまだなりません。
まあ、食器は食器として使ってなんぼですが、しばらくは眺めたり、人が来た時に見せびらかすとしようと思っています。
気になるお値段ですが、思ったよりリーズナブルです。
もちろん一欠け3000円ですから、 それで普通のお皿はお釣りがくるくらいで、大抵の皿は本体より高くなりますが、この工程と手間を思えば安いものです。
そんなわけで具体的な値段は公開できませんが…みなさま、お願いする時はくれぐれも値引き交渉のなきよう(笑)。
ともあれ牛田さん、素晴らしいお仕事をありがとうございました!